去る3月20日(水・祝)、京都市(JR京都駅前)のキャンパスプラザ京都において、日本自立準備ホーム協議会の広報・啓発イベントが開催されました(京都大学大学院教育学研究科との共催)。「共生社会を創る愛の基金」からの助成をいただきました。
第1部では、映画「記憶2」を上映しました。この映画の監督は、自らも少年院出院者である中村すえこ氏です。映画は、2019年7月公開のドキュメンタリー映画「記憶」の続編で、今回中村監督は、男子少年院に入っている少年に対して行ったインタビューを中心に、映画を制作したとのことでした。少年たちはなぜ犯罪を繰り返すのか? 犯罪に巻き込まれていく背景には何があるのか?――このようなことを深く考えさせられる映画でした。
第2部では、自立準備ホームをめぐるトークセッションを行いました。岡邊健氏(本協議会理事、京都大学大学院教授)のコーディネートのもと、中村すえこ監督、それに本協議会副代表理事の千葉龍一氏、野田詠氏氏が登壇し、罪をおかした人びと(特に少年や若年者)の立ち直りにおける現状と課題について、意見交換をしました。
当日は一般市民の方々など、約140名の皆様が参加してくださいました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
参加者の皆さまに、任意でアンケートへのご記入をお願いしました。このたび、その結果をまとめましたので、ここに公開します。